ABB、世界最長の送電プロジェクトを4.4億ドルで受注
全長2,000 kmの超高圧直流(UHVDC)送電で電力損失を大幅に低減

2008-02-05 - (ABBグループ発表)電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーであるABBはこのほど、世界最長の送電線に最新の超高圧直流(UHVDC)技術を提供するプロジェクトを、中国国家電網公司とそのパートナー企業などから4億4,000万ドル(約470億円)で受注しました。

このプロジェクトは中国西部・四川省の向家ダム(Xiangjiaba)水力発電所から上海までの全長2,000kmを、定格容量6,400メガワット(MW)、電圧800キロボルト(kV)の超高圧直流(UHVDC)送電で結ぶもので、竣工は2011年の予定です。6,400MWという送電容量は、中国における3,100万人分(注)の電力使用量に相当します。

このプロジェクトには、以下の特長があります。

  • 定格容量6,400 MWは、現在運用されている送電線の最高定格容量の倍以上
  • 全長2,000 kmの送電距離は、世界最長
  • 送電による電力損失は7%未満。従来の500kV高圧直流(HVDC)の損失を大幅に下回り、節約量は中国における90万人以上の年間電力使用量に相当
ABB のパワーシステムディビジョンの責任者であるピーター・リュップは、「超高圧送電は、遠隔地で水力発電された電力を効率的に利用するため重要な新技術です。このプロジェクトにおいて必要不可欠の役割を果たすABBの技術は、環境への影響を低減させながら、世界で最も人口が多い地域の経済発展をサポートすることができます」と述べています。

UHVDCは、ABBが1954年に世界で初めて実用化に成功したHVDCをさらに発展させたものです。新開発の6インチ・サイリスタ(パワー半導体)を装備したサイリスタバルブと、最先端の制御システムにより、送電容量と効率の飛躍的な向上を実現しました。この20年来の技術革新は、屋外絶縁体向けの新素材の開発や、優れた計算能力をもつ先進的な制御システムといった、複数の分野における基礎研究の進歩を通じて可能になりました。

ABB(www.abb.com)は世界100 カ国以上に110,000 人のネットワークを擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながら業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業のお客さまに提供しています。

注:国際エネルギー機関(IEA)の最新データによると、中国の国民1人当たりの電力使用量(2005年)は1,802kW時


■本件に関するお問い合わせ先 ■

ABB株式会社
社長室 岩瀧正樹(いわたき まさき)
Tel: 03-5784-6254 Fax: 03-5784-6281
bs.communications@jp.abb.com
〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
www.abb.co.jp

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    ABBがスウェーデンのルドヴィカに建設した800kV UHVDCのテスト用設備

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