圧延プロセスに不可欠なABBの計測機器を、世界の“現場”に最適な形で供給する。

いまや製鉄の圧延プロセスに不可欠なものとなっている形状計、板厚計、圧延荷重計、張力計などの計測機器。ABBはこれまで、世界の製鉄機械メーカーや電機メーカーなどに最高品質の製品・サービスを提供してきました。日本では50%以上のマーケットシェアを誇り、エンジニアリングサービスグループの藤本浩敏は「日本メーカーの海外進出にともない、私たちの活躍舞台も世界に広がっている」と自らの仕事を語ります。




だから私はABB
藤本浩敏
プロセスオートメーション事業部
計測・産業機器部エンジニアリングサービスグループ



──現在の仕事内容を教えてください。

藤本 この約10年間、一貫して計測機器関係の仕事に携わってきました。その中で、私は鉄鋼メーカーを中心に担当しています。営業がお客さまからオーダーを受けると、私たちが現場でお客さまの技術担当の方たちと折衝して具体的な要望を聞き、それをスウェーデンの工場側に伝えて各種計測機器を納入します。機器の据付けから、調整、試運転を経て実際に稼働するまでをトータルにサポートするのが私たちエンジニアの役割ですね。

──仕事の難しさとやりがいは?

藤本 注文が入ったらそれをスウェーデンに発注し、モノを納めて終わり、という仕事ではありません。それで済むなら、私たちエンジニアは必要ないわけです。私たちのミッションは、お客さま個々のラインに最適な形で製品を据付け、実際に稼働させてみて、細部を調整しながら製品の機能を100%発揮させていくこと。もともとABBから納めていたお客さまが製品を更新するという需要もあれば、ライバルメーカーの製品をABB製品に切り替えるというプロジェクトもあります。他社製品に比べてABBの計測機器が技術的にどこがどう優れているのか。そのことをお客さまにきちんと認識していただけるかどうかは、私たちの仕事がカギを握っていると思っています。

──海外へ出ることも多いようですね。

藤本 日本のお客さまはいま、アジアを中心にどんどん海外へ出ていっています。中でも多いのは中国や韓国など。これからはインドなども増えていくでしょう。当然私も、機器の据付けや調整・試運転のために現地に飛ばなければなりません。現地ではスウェーデン工場の担当技術者らと密に連絡をとりながら、また営業的なことなら韓国や中国などその国のABBの人たちにも協力してもらい、仕事を進めていきます。

──そうやって現地のABBの人と連携することも大事ですね。

藤本 現場で出会う人たちに、この人間に任せておけばすべて安心だと思われるかどうか。私たちの仕事は、そういう信頼関係の構築が大きなポイントになると思います。それには、二つのことが必要ですね。一つは経験の蓄積で、私は過去10年いろいろな現場のいろいろなプロジェクトに関わってきたおかげで、どのケースではどの経験を応用できるかという自分の引き出しを増やすことができました。もう一つは、海外の人たちとのつながりですね。ABBは世界100カ国にネットワークを張り巡らせ、市場もワールドワイドに拡大しています。仕事をスムーズに、効率的に進めるためにも、各国の同僚たちとのより密接な関係づくりを今後の活動テーマの一つにしていきたいと考えています。

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