確かなテクノロジーで日本のものづくりを支援

船舶用タービン制御装置から始まり計測機器、モーター、インバーター、溶解炉、溶鋼電磁制御装置、超高圧プレス・・・・・・ABBのフィールドサービスエンジニアとして約30年間、山賀登喜夫はさまざまな製品を取り扱ってきました。技術は外国生まれでも、日本のお客さまに貢献したいという思いは同じ。「いわば文化の橋渡し役」という山賀に、これまでの経験などを聞きました。



だから私はABB
山賀登喜夫
ATPA技術部サービスグループ



――30年間にどんな担当を?

山賀 日本国内はもとより、日本のお客さまの海外工場も担当してきました。工場の中だけでなく、航海中の巨大タンカーでの「オンボードサービス」もありましたね。担当したお客さまの業種や、扱ってきた製品は本当にいろいろです。

――ABBは日本であまり知られていないようですが。

山賀 確かに、一般的な知名度は高くないかもしれません。しかし、ABBと日本の大手企業が技術提携してきたケースはかなり多く、現在でも脈々とその絆は続いています。5年ほど前には日本政府の国家的な研究プロジェクトにも参加していました。私がいま担当している製鉄の世界では、かつてABB(ASEA社)が欧州の世界的なベアリングメーカーと共同開発した精錬技術が、冶金学の教科書に必ず載っているぐらい。多くの業種で、同じような例がたくさんあります。エンジニアの世界では、まさに「知る人ぞ知る」という存在なのです。

――ABB製品の特徴は?

山賀 ABB独自の技術で、基本設計がしっかりした完成度の高い製品がほとんどです。加えて、事業展開する世界100カ国の現場から寄せられた広範な経験やノウハウが、製品に込められています。私が日本の現場での経験をヨーロッパのエンジニアにフィードバックし、製品改良につながった例も少なからずあるんですよ。可動部品や消耗品がない製品なら、いったん安定稼動すればサービスエンジニアの手はほとんどかからない。ときには、設計思想やビジネス習慣の違いから、試運転調整の段階で戸惑われるお客さまもいらっしゃいますが・・・・・・。

――そんなときはどのように?

山賀 時間をかけてていねいに説明し、文化の違いをご理解いただくことです。いわば「国際結婚」のようなものだと思います。強く引かれあっていても、一緒に暮らしてみれば習慣の違いで戸惑うことも多いでしょう。しかし、生産が軌道に乗れば、きっとご満足をいただけます。そういったお客さまから設備の増設や更新の引き合いをいただくのは、本当にうれしいですね。世界100カ国でそれぞれの現場に取り組むABBのサービスエンジニアたちは、マルチカルチャーの橋渡し役でもあるのです。

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