世界で初めて静電塗装機と塗装ロボットを実用化したABB。より美しく、環境にも優しい塗装を実現するため、今日もチャレンジを続けます。塗装ラボのエンジニアとして、いつも最新のテクノロジーに取り組む森田裕子。「ABBさんならできるでしょ?」。お客さまのそんな期待が、森田を支えます。
だから私はABB
森田裕子
ATMA営業部ペイントラボグループ エンジニア
──ペイントラボではどんな仕事を?
森田 塗装ラボの塗装ロボットと塗装機、ソフトウエアを使って、お客さまに納めるシステムや、ABBジャパンが開発中の塗装機・塗装システムのテストを行っています。塗装の世界はとても奥が深く、機器の微妙な調整で仕上がりが大きく変わる場合もありますから、ラボでのテストが欠かせません。お客さまに立ち会っていただきながら、実ラインの最終的なコンディションを決めてゆくこともしばしばです。手や作業服がペイントで汚れるラボの仕事は、傍目からは大変そうに見えるかもしれませんが、満足できる結果を出せたときの充実感や達成感を思えば、そんなことは何でもありません。
――どのように塗るのですか?
森田 どんな複雑な形状のものでも、ふさわしい膜厚で均一に塗る必要があります。自動車ならフラットなボディ部分よりも、凹凸が多いバンパーやドアミラーの方が難しい。お客さまもそれが分かっているから「ABBさんならできるでしょ?」と。さらに、以前より塗料の使用量を減らせるうえに、仕上がりも向上しなければご満足いただけません。ABBのエンジニアとして「無理です」「できません」とは絶対に言いたくないので、ラボに入るとついつい時間を忘れてしまいます。
――塗装技術のパイオニアと聞きます。
森田 私たちは1960年代に静電塗装機を初めて日本市場に紹介し、現在でも日本の自動車用塗装ラインのほぼ90%で製品をご利用いただいています。お客さまのラインで古い設備が現役のまま稼動しているのを見ると、とても誇らしい気持ちになりますね。
――技術のリノベーションは、まだまだ続きますね。
森田 美観や耐久性を向上させながら、塗料が付着する効率をいかに高めてゆくかが永遠のテーマです。塗料コストの削減はもとより、環境に有害な物質を減らし、資源の節約にもつながります。日本では年間1000万台、全世界では6000万台もの自動車が生産されていますから、1台当たりはほんの少しの節約でも、その効果は計り知れません。その点からABBの塗装機器は高い評価をいただき、受注が急増しています。さらに高性能な新型の静電塗装機を近日中に発売するため、ラボの同僚たちと最終テストに取り組む毎日です。